+ 日本A 旅の準備 (2008.06.20)
 仕事は段取り8割。僕の短い社会人生活において学んだことです。
 そして旅も同じ、段取りがとても大切。特に1年以上の旅をしようと思えば、それなりの準備が必要になりましょう。
 困ったことに僕は計画的に準備するということが非常に苦手なんですが、自分が好きでやる世界一周、やらん
わけにはいきません。ということで、軽くどんな準備をしてきたかを日記形式で綴ってみます。これから世界旅行
を考えている人に参考になれば幸いです。

 ●2007年5月某日 退職願い

 上司に退職したい旨を打ち明ける。実は当時は2007年6月で退職するつもりだった。だが結局は上司の説得
やお金の貯まり具合の関係で1年延長することを決意。上司に1年後に辞めることを知らせたまま働くという何
だかやりにくい職場となる。ただ、1年前は早すぎたとしても、辞めることは早めに伝えておくと何事も計画を立て
やすくてよいと思う。

 ●2007年5月某日 HP作成開始

 コレも本当は1年前に出発予定だったため、全くの素人である僕がHPについて調べ、見よう見まねで作成を
始める。結局1年間延期が決まり、しばらく放置。

 2008年4月4日 予防接種(1回目)

 世界にはいろいろとコワい病気がある。僕は今まで海外で大きな病気に罹ったことはないが、4人でインド行っ
て4人とも肝炎に罹った友人、インドで動けなくなって運ばれていった同じドミの人、南アフリカから帰って肝炎で
1ヶ月以上入院した友人、その他いろんな話を聞いているため、ビビリでヘタレな僕は予防接種を打つことに。
 選んだのは、発症すると100%死ぬ狂犬病、こちらも致死率が高く衛生状態の悪い国ならどこでも罹る可能性
のある破傷風、死亡率は低いが旅人が最も罹りやすいと言われるA型肝炎。
 どの予防接種も1回打つだけでは効果が持続せず、1年以上なら3回打ったほうがいいとのこと。しかも2回目
は1回目から3週間、3回目は2回目から6ヶ月空ける必要がある。そういうわけで、こんな早い段階から打つこと
になった。
 腹立たしいのはその値段。破傷風は3,500円と安いが、狂犬病とA型肝炎はどちらも一発約10,000円也。
しかも狂犬病は4月に6,000円から値上がりしたとか。3月中に打っときゃよかった・・・。でも狂犬病のワクチン
は今不足しているようで、取り寄せに1ヶ月かかることもあるそうなので、あっただけラッキーかも。
 もしも岡山市で受ける人がいれば病院をご紹介しまっせ。

 ●2008年4月25日 予防接種(2回目)

 はい、2回目。約23,000円也。ちなみに3回目は半年後とのことで、もちろん僕はもう旅立っています。よって
海外で打つ必要があるんやけど、はたして半年後にどこにいるか・・・。タイのバンコクやったら安心して打てるら
しいんやけども。

 ●2008年5月27日 買い物

 バックパック、アックパックカバー、寝袋を新調。バックパックは学生時代に使い込んでボロボロな上、容量不足
だったため仕方なく。TATONKAというドイツのブランドの60L。でもがんばったら70Lくらい入るみたい。デカい。
そして寝袋ももらいもののショボイやつだったため、モンベルのしっかりしたやつを購入。なんせレイブやキャンプ
で寝袋の大切さを痛感していたので、ようやく買ったかって感じ。とはいえそんなにデカいやつは邪魔なので、
雪山で使えるほどのもんではありません。雪山に登るときはレンタルするしかないね。

 ちなみに今までもちょこちょこと買い物は進めてきた。買ったものは、

 ・デジタル一眼レフカメラ(CANON EOS KISS DIGITAL N)
 ・コンパクトデジカメ(PENTAX、電源ないとこでも使えるよう単三電池駆動)
 ・テント(ヤフオクでしょぼいやつ、レイブ用)
 ・ノートパソコン(ThinkPad240、驚異の古さ、でも軽い、友人と交換してもらった)
 ・ノートパソコンのHDD、外付けHDD、外付けCDドライブ、メモリ、バッテリー(全てヤフオクで、結局結構金
  かかった・・・)
 ・エアーマット(モンベル、職場の先輩方からの送別品。ありがとうございます!)
 ・充電池
 ・レインウェア(友人からの誕生日プレゼント、ありがとう!)

他にもあった気がするけど忘れた。そして、まだまだ買わなければならないものもある。防犯グッズや吸水タオル
など・・

 ●2008年5月29日 ロシアビザ申請

 ロシアは個人旅行が難しい国として有名である。物価も高いしそれほど見るべきところもない。そんなロシアへ
は皆既日食を見るためだけに行く。その話はまた別の回にするとして、ロシアビザの話。

 個人でビザを取るには日本の旅行会社にホテルなどの手配も含めてお願いするか、ロシアのホテルを予約し
てバウチャーとインビテーションシートを送ってもらうかしなければならないらしい。
 しかし日本の旅行会社にお願いするのは高いし、ホテルの予約といってもいつロシアに入国するかすらはっきり
しない。そしてロシアのホテル予約といっても、僕が行くところはマイナーすぎて安いホテルが見つからない。

 そこで得意のネットサーフィンを駆使した結果、ロシアのとある会社が30ドルでバウチャーとインビテーション
を代行取得してくれることが分かった。そことメールでやりとりし、メールで送られてきたシートは全部ロシア語で
本物かどうかも判別不可能。とにかくこれと申請書を持ってロシア領事館に行けば大丈夫とのことだが、だまさ
れてたらどうしよう・・・と思いながら大阪のクソ辺鄙な場所にあるロシア領事館へ。所要2週間だがビザ自体は
無料。あっさりと申請は受理されたようだが・・・さて結果はどうなる?

 ●2008年6月19日 ロシアビザ受領、モンゴルビザ申請

 さて結果、何の問題もなくロシアビザゲット。思ったよりあっさり取れたが、申請までのメンドクサさはやはりある。
もしもロシアビザの個人取得を考えている方がいればご一報を、詳しく教えますよ。

 ロシアビザを受け取ったその足で大阪本町にあるモンゴル領事館へ。こちらは特に問題なく、申請書に必要
事項を記入するだけ。1週間かかるが、もう大阪に来ないので郵送してもらうことに。シングルビザ4,400円+
郵送料1,500円也。ちなみにダブルビザは8,400円です。

 ●2008年6月20日 銀行開設(失敗)

 旅行中のお金の管理方法はいろいろある。もちろん数百万もの大金を現金で持ち運ぶわけにはいかんし、
トラベラーズチェックが有名だがこれも万が一のときの再発行は結構めんどくさいし、なんせ重たい。
 そこで最近は国際キャッシュカードとかクレジットカードのキャッシングとかが常套手段である。ひとまず評判
のいい新生銀行なら間違いないやろと思い、神戸にて口座開設。

 と思ったら、免許証の住所変更をしておらず、できませんとのこと。。
 でも新生銀行のおねーさんは親切にも「citibankのほうがいいかもしれませんよ」などのアドバイスをくれたの
で、もう一度再考する必要があるみたい。


 て感じで毎日隙をみて準備を進めているが、実はまだまだやることが山積みで・・・両替、保険手配、買い物、
ガイドブックコピーなどなど。いやーめんどくさい。でも旅行も段取り8割、日々楽しみつつやってます。


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