+ 中国@ 燕京号の中国らしさ (2008.07.12)
 今、中国の天津へ向かう船「燕京号(ヤンジン号)」の中でこれを打っている。

 昨日は母と神戸在住の友人O山がわざわざ神戸ポートターミナルまで送りに来てくれ、感動の別れをしてきた。

 まさに出航しだんだんと母とO山の姿が離れていく様をデジカメの動画に収めつつ「2008年7月11日、神戸より
旅立ちます。サヨナラ日本、サヨナラみんな!」とカッコよく叫んだが、後で動画を確認するとエンジン音と汽笛で
何も聞こえないことが判明し、泣いた。

 さて、もう1日半が経過したが、
とりあえずヒマや。本はロシア語の指差し会話帳とニーチェしかない
ため、なかなか読む気にならんし、読んでると酔う。ちなみにニーチェは読み終えるのに半年くらいかかりそうで、
我ながらナイスチョイスやと思う。

 ホームページ作成にも励んではいるが、電源が取れる場所が喫煙スペースにしかないため、空気が悪すぎて
気分悪くなり長時間はおれん。

 甲板に出てアサラトの練習をしたり日光浴をするが、暑すぎて死ねる。鉄板焼きにされてるビーフの気分。


 そこで、この燕京号における中国らしいところを探して歩くという素晴らしい暇つぶし企画を思いついた。そもそも
最初に足を踏み入れた時から、なんかツッコミどころの多い船やな、と思っていたのである。
 日本の上等なフェリーと比べて、中国製の船とはどのようなものか、皆さんに紹介しよう。


 @自動販売機が壊れすぎ


 よく分からないかもしれませんが、4つ自動販売機が並んでいて、そのうち3つは故障中です。
 エンジンは壊れないことを祈るばかりです。


 A当然、卓球台と麻雀卓はある


 国技ですから。でも子どもはレゴブロックのように積んで遊んでました。


 B船員のおねーさんは客よりも自分の仕事優先。


 C朝食マズすぎ、中華料理のポテンシャルの1/100も出せてない。


 D風呂場のシャンプーは容器はダブだが中身はいちごミルクの香りがする泡立たないシャンプー。


 E朝からジャッキーチェンのDVD垂れ流し。


 Fコウカン会とかいう謎の催し物が夜8時頃から行われる。どうやら歌手が歌っているようで、結構盛り上がっ
  ていそうな声が聞こえてくる。曲は多分チャイニーズポップス、チャイニーズ演歌。「交歓会」でいいのか?


 G日本−中国間の船なのに日本語が通じないことが多い。


 どうです皆さん、中国らしいと思いませんか?
 まー他にもいろいろあるんやけど、なんだかんだいって結構居心地いいので好きです、この船。

 さて、次の暇つぶしメニューを@筋トレ、A瞑想、B妄想の中からどれにするか考えながら過ごしたいと思いま
す。次はいよいよ中国本土の日記をお送りします、乞うご期待。


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